瓶の中にはお米の粒が下にたくさん溜まっているのがわかる。

開ける前にゆっくりと沈殿したお米の粒をかき回すように上下に振るとふわっと浮かんでくる。

手づくりの麹で日本酒と同じ造りをした甘酒ってどんな味なのか。

少しクセがあって、甘酸っぱくて、どろどろとしっかりお米が残ってりるのでまったりと濃い味わいかなとイメージする。

さらーっとというよりは、ぼとぼとと流れ出る甘酒。

あっという間にグラスの中がいっぱいに。

まずはシンプルに冷たく冷やした甘酒をいただいた。

甘みは柔らかで、大きく残ったお米が口の中で絡み、優しい甘さがじゅわりと広がる。

後味は酸味でさっぱりしていてくどくない。

少し温めた甘酒にシナモンパウダーとジンジャーパウダーをかけてみる。

体の芯から冷え切った日には、気持ちも体もほっこりさせてくれる優しい味わい。

好きなフルーツや野菜と一緒に混ぜてスムージーにするのもいいかも。

砂糖などは一切使用せず、自然な優しい甘みで仕上げると健康にも◎

お米のつぶつぶ食感を楽しみたいなら、完成後にそのままグラスの中へ。

少し残った果物や野菜と甘酒のつぶつぶ食感がいいアクセントに！

野菜のポタージュもオススメ。

好きな野菜に甘酒、コンソメや和風の出汁に少しの塩を混ぜるだけ。

これだけで健康にいい1品の完成。

いつもの酒粕で作る粕汁を甘酒で代用。

甘みと旨みがより際立ち、ワンランク上の汁ものに。

飲む点滴と呼ばれる甘酒は、そのまま飲むのもよし、アレンジレシピもスイーツから食事まで幅広い。

紹介したレシピ以外にも、杜氏の橋本さんイチオシ、砂糖の代わりに甘酒を使ったすき焼きも1度食べてみたい。

こっくりと優しい甘みで一味違う贅沢なすき焼きになるのだとか。

アレンジは無限。

家に1本は常備しておきたい。