素材の香りやおいしさを、より引き出すことのできるジェラート技術

2007年に阿見町にオープンしたケーキ店「シエルヴェール」の２号店として、オーナーシェフの緑川翔さんが、2022年7月にスタートしたジェラート専門店。

阿見町に開業して以降、地元食材の良さをお菓子を通して伝えてきた緑川さんですが、素材のおいしさを熟知しつつも、ケーキでは表現しづらいものもあったといいます。

それを可能にしたのがジェラートでした。

ジェラートなら、素材の味をより引き出すことができ、口溶けとともに、豊かな香りや味わいを感じることができたそうです。

ジェラート専門店の責任者としてジェラートの製造・販売を担うのは、息子の緑川遼さん。

地元自慢の食材のおいしさを、ジェラートにぎゅっと詰め込んで届けています。

遼さんもまた、製菓の専門学校で菓子作りを学び、菓子店などで修行をしてきたスイーツのプロ。

シンプルな工程の中で、素材の持ち味を最大限に引き出し、なおかつ程よい甘さと後味までを考慮した微妙な加減をするのが腕の見せどころだと話します。

遼さんが目指すのは、ジェラートを通して茨城県や阿見町の食材のすばらしさを広めていくこと。

「阿見町をはじめ、茨城には本当にすばらしい食材がたくさんあります。小さい店なので、これからも地元の皆さんとともに歩んでいきたいです」と、地域に根差したジェラートづくりへの思いを語ってくれました。