奈良県大和郡山市

箱本館「紺屋」

500年以上も続く、城下町の藍染め屋。

500年以上も続く、城下町・有力エリアの藍染文化

奈良県大和郡山市には、「日本さくら名所100選」の郡山城があります。

豊臣秀吉の実弟・秀長の居城であり、大和国において最大の規模を誇りました。

当時、城下町には、「箱本」と呼ばれる独特の自治制度が敷かれました。

これは、箱本制度に組み入れられた十三の町(箱本十三町)が持ち廻りで城下町の管理をおこなうもので、箱本館「紺屋」が位置する紺屋町もその1つでした。

施設名の「紺屋」とは、染め物屋を意味する言葉。

かつては、藍染めを生業とする職人たちが集まった職人町でした。

町内には、職人たちが生地を晒していた水路が今も残っており、町家と水路が織りなす景観には、古式ゆかしい趣きを感じられます。

箱本館「紺屋」は、そうした紺屋町の中で代々藍染め業を営んでいた「奥野家」の町家が生まれ変わる形で誕生しました。

今は全国的に有名な大和郡山市のシンボルでもある「金魚」の展示と、藍染体験、藍染め商品の販売を行っていて、大和郡山市の金魚と藍を一度に楽しめる施設になっています。

技術の継承を担っているのは、二人の女性スタッフ。

繊細な感性と確かな技術で、世の中に藍染文化を発信しています。

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