奈良県吉野郡吉野町

美吉野醸造株式会社

林業と農業に寄り添い、吉野の土地を生かした酒造り。

吉野の風土に寄り添い、多種多様な「おいしい」を醸す

時代の流れの中、今までの日本酒の流通の仕組みや価値観をもう一度見直し、自社ブランドとして奈良吉野に根付くお酒を醸すように。

これまでの酒造りでは、原料米の等級や品種、精米歩合を決め、酵母菌を選び、温度制御の出来る仕込タンクを用いることで、味の再現性を目指して設備を使いこなす技術を磨いてきた。

いわゆる「このお米を使っているからおいしい」という表現をしていた。

それから吟醸酒ブームがきて、お米を磨くことによって味のおいしさを表現する方法をとっていた。

東京農業大学で醸造学を学んだのち、日本酒造りの修行に出て2005年に吉野へ戻ってきた杜氏の橋本さん。

2010年に地域農業との連携の基で酒造りを行う形ができ、その同時期に地域の林業者との「木桶職人復活プロジェクト」との接点がうまれ、これまで加工業(外)の視点から1次産業(内)を見ていたが、中から外を見れるようになり、視点が一気に1次産業よりに。

“いいものだけを仕入れて、いいものだけを売る”という発想から、“できたものを醸造の方法で安定させる”という解釈へ大きく変革した。

“自分たちの個性”“自分たちができる酒造り”を模索しながら酒造りに励み、現在では農業や林業に寄り添い、吉野の地域をみてさまざまな“おいしい”の方向を提案する。

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