美容にも効果的なハスの魅力を伝えていきたい

フリーのヘアメイクアーティストとして広告や雑誌、ブライダル等のヘアメイクを行う傍ら、美容専門学校の講師も務める代表の東原さん。

以前から美容製品のブランドを作りたいという思いがあり、地元茨城のハスを使用した、オーガニックの化粧製品開発に着手したといいます。

栄養価の高いハスの成分に着目し、美容としての目線からスカルプケアセラムの商品開発に成功。

2023年にハスを使用した化粧品ブランド「SANZE-beauty」を立ち上げました。

美容業界で働く東原さんが、自社ブランドの商品開発に取り組み始めたのは、コロナ禍でのこと。

外出が減り、肌への刺激が少ない生活を送るうちに、オーガニックやノンケミカル製品への関心が高まっていったことがきっかけでした。

結婚を機に土浦で暮らし始め、土浦市名産のハス（蓮根）のおいしさを知るとともに、花に含まれる美白成分にも注目していた東原さん。

３年かけてオーガニックのハス農家を探し、試行錯誤の末にハスの成分を用いた商品を開発。

ようやくブランドの立ち上げに至ったそうです。

ハスの花は、極楽浄土に咲く花としても知られています。

また、ハスの花は蕾と花、花の中にある実が同じ時期に見られることから、仏教で前世、現世、来世を表す「三世」を表しているとも。

これにちなみ、ハスの花を意味する「SANZE」をブランド名に取り入れたといいます。

漢方でも、花だけでなく、葉や根、実、すべての部位でさまざまな効能を持つハス。

東原さんは、「ハスをおいしく食べ、美容にも活かしていけるよう、今後も製品づくりに取り組みたい」と、熱い思いを語ります。