人と人との出会いが心を結び、奇跡が生まれる

『岩津ねぎうどん』に使用されている岩津ねぎは出荷期間が短く、「幻のねぎ」と呼ばれている。

品種を守るのを目的に兵庫県朝来市で生産され、長さや太さなど厳しい基準を満たさないと岩津ねぎとして認められない。

その岩津ねぎに着目し商品として開発していく過程には、代表である高島さんや社員の日下部さんたちの熱い思いが込められている。

『岩津ねぎうどん』にはどのようなストーリーがあるのだろうか。

誕生したきっかけにも思いをはせながら、奇跡のうどんを味わってみてほしい。

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「岩津ねぎうどん」は、朝来市出身の従業員をきっかけに誕生した。

朝来市は天空の城で知られる竹田城跡や生野銀山など史跡・観光に恵まれた土地。

特産物にも恵まれ、岩津ねぎは日本三大ねぎのひとつでもある。

ところが、意外にも兵庫県内においても岩津ねぎを知る人が少ない。

11月下旬から3月上旬の間しか食べられないこともあり、もっと多くの人に知ってもらいたいという思いが『岩津ねぎうどん』の開発へとつながっていった。

岩津ねぎの特徴は、一般的な白ネギよりも太く肉厚で、白い根の部分はもちろん、葉の部分までやわらかいことだ。

葉の内側にはとろりとした部分が多く、甘くて繊細な味わいはほかのねぎと比べるとひと味違う。

「そんな、おいしくて出荷の期間が限られた岩津ねぎをいつでも楽しめるよう、粉末にして乾麺にできないだろうか」。

そう考えている矢先、岩津ねぎを粉末にしている会社や製麺所との出会いがあった。

岩津ねぎには水分が多く含まれており、1本を粉末にするとたったの3~4グラムにしかならない。

コストは高くなるが、会社で一致団結して岩津ねぎの粉末を使用した乾麺に挑戦することに決めた。

製麺は、兵庫県の名産『揖保乃糸』を手掛ける、たつの市の製麺所に依頼。

岩津ねぎの粉末から製麺まで、すべての場面で人との出会いがあり、「高島商事」の思いが実現されていった。

つゆではなく『赤穂の塩』を添付

『赤穂の塩』が添付されているのには理由がある。

『岩津ねぎうどん』は、岩津ねぎの甘さや繊細な味わいをぜひ実感してほしいひと品。

だしやつゆで食べるよりも、添付されている『赤穂の塩』で岩津ねぎのおいしさをダイレクトに味わってほしいのだ。

もちろん、だしやつゆでいただいても美味にかわりはない。

ただし、種類によってはだしやつゆの味が勝ってしまい、せっかくの岩津ねぎの風味や味が堪能できなくなる。

繊細な岩津ねぎの甘さを味わえないのは、もったいなさすぎる。

だからまずは、『赤穂の塩』をふりかけて食べてほしい。

岩津ねぎの繊細さを満喫したら、味変でだしやつゆで楽しむのがオススメだ。

兵庫を旅するようなうどんを開発

「高島商事」には『岩津ねぎうどん』のほかにも、『パスタのようなうどん巡り』という商品がある。

ネーミング通りパスタのように楽しめるうどんで、『岩津ねぎうどん』と同様に兵庫県の食材を使用した地域活性化に貢献するものである。

『パスタのようなうどん巡り』は、人々に笑顔を提供したいという「高島商事」の願いを込めて商品化された。

2020年のコロナ禍、誰もが行動制限によって旅行はおろか外食さえも気軽にできなくなっていた。

そのような暗い日常を明るくしようと、旅気分で楽しく食事ができる『パスタのようなうどん巡り』が開発された。

旅をしなくても兵庫県のおいしい食材が味わえ、食を通して旅をしている気分になれる、アイデアとユーモアにあふれる銘品といえるだろう。

「五つ星ひょうご」にも選定されており、うどんとしてもパスタとしても楽しめると評判だ。

パッケージもおしゃれな『パスタのようなうどん巡り』には、以下の5種類が用意されている。

  • 朝来の岩津ねぎ
  • 竹野のあかもく
  • 上郡のモロヘイヤ
  • 芦屋の米赤味噌
  • 明石の海苔

どの食材も、それぞれの地域や人との出会いがきっかけで商品化された。

レストランのメニューに使われているものもある商品が、気軽に自宅でもおしゃれなひと皿を楽しめる。

麺つゆとオリーブオイルも添付されているので、うどんとして味わうもよし、好みのパスタソースで和えるもよし。

スタイルにこだわらず、自由に楽しんでみてほしい。

これからも多くの人に笑顔を届けたい

兵庫県の食材にこだわったうどんで、これからも安心で安全な食を届けていきたいと語る高島さんと日下部さん。

「一人でも多くの人に笑顔を届けたい」というお二人の思いは、これからもさまざまな形で消費者を楽しませてくれるだろう。

現在は『パスタのようなうどん巡り』にオリーブオイルと麺つゆを添付しているが、今後はパスタソースとセットでよりおいしい食べ方を提供できたらと考えているそうだ。

「ほかの地域の食材も取り上げてほしい」というお客さまの声もある。

今後も、「高島商事」が開発していく商品に心からエールを送りたい。

 

取材担当からのコメント

竹村ひろみ

高島さんと日下部さんのお話しを聞かせていただき、「高島商事」としてのこだわりや思いをひしひしと感じられました。「思いだけで商品は売れないけれど、思いがなければよいものができない」という言葉が印象に残っています。兵庫県の食材を使って地域を活性化させ、安心で安全な食を私たちに提供、そしてみんなが笑顔になっていく。とてもすてきなサイクルができていると感じました。しかも、栄養素もたっぷり含まれたうどん♪ 個人的にもリピートしていきたいと思っています。

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兵庫県神戸市株式会社 髙島商事

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