無添加・健康重視 安心安全ジャム

パンにジャムを塗ってたり、ヨーグルトやアイスクリームにかけたり、食べ方は意外とたくさんあります。

ジャムを使いたいけれど糖分が気になる…そんな人にオススメ!

糖度とは、砂糖がどれだけ加えられているかの割合です。

日本ではJASが糖度40%以上をジャムとして定めています。

そして日本ジャム工業組合によって砂糖の割合が40%~55%未満のものを「低糖度」、55%~65%未満を「中糖度」、65%以上を「高糖度」と定められています。

今回紹介するジャムの値は「低糖度」に位置します。

低糖度でも果物や野菜の甘みがしっかりあって、甘さに物足りなさを感じない。

そんなジャムなら毎日食べたいですよね。

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低糖度に抑えた健康志向のジャム。フレッシュなまま高温ですばやく加工

「岡本農園」の加工業は、家業で農業をしていて廃棄がでてしまうことがきっかけ。

かあちゃん(岡本弘子さん)が嫁いだときは、和裁の学校で教員をいていたので、農業をすることからは無縁の生活をしていた。

しかし、おじいちゃん(義父)が急死。

その後おばあちゃん(義母)が1人で農業をするように。その姿を見ているうちに、かあちゃんも農業を少し手伝うように。

農業をしているとどうしても出てきてしまう廃棄。

おばあちゃんは廃棄になる農作物をジャムにして、ジャムの販売を開始。

そのときかあちゃんはジャム作りには携わらず、ラベルなどの事務作業の手伝いをしていた。

「天理市生活改善グループ」などで地域活性化にも取り組み頑張っていたおばあちゃん。

ジャムにはいつしかお客さまがついて、口コミなどで広がっていき、東京の「奈良まほろば館」への出品依頼もきた。

そんな中、おばあちゃんの急死。

加工品として作っていたものが残っていて廃棄するかどうしようかと悩んでいると、かあちゃんの娘さんが「私が今までおばあちゃんがしてきた加工品作りを仕事にするから免許取りに行く」と。

その後、加工業を本格的にスタートし、加工場を新たに設置。

しかし娘さんは県外への就職が決まり、かあちゃんがおばあちゃんの跡を継ぐことを決意する。

おばあちゃんからレシピを引き継ぐ機会がなかったかあちゃんは、農業も加工業も未経験。

かあちゃんの友人や知り合いから教わったり、おばあちゃんがかつて加入していたグループにも入って勉強したそう。

そこで新しくできたコミュニティで「こうしたらいいよ」「加工する鍋はここのものがいいよ」などのアドバイスもたくさんもらったと。

そうして県から30人選ばれる「女性農業士」にも選ばれた。

「みんなに助けてもらったって感じやね。」とかあちゃんはほがらかに語ってくれました。

そのあと改めて、ラベルを一新。

新しくしたデザインでは県から受賞している。

商品は瞬く間に完売。

入手経路は不明だが、新潟で食べてくれた人から「うめジャムがおいしかった!」と連絡をもらい、毎年楽しみに待ってくれているお客さん。

口コミで常連になった和歌山のお客さんは2か月に1回のペースで6個のジャムを贈るほど。

かあちゃんの実家も農業をしていたけれど、当時は子どもだったし、嫁ぐときにもご主人からは「(農業を)しなくていい」と言われていたので、農業からは無縁だったかあちゃん。

でも今は「お客さんがつくのはありがたいし、喜んで食べてもらえるから頑張れるんです。今では農業にどっぷり浸かってしまって、とにかく楽しい!」と農業と加工品作りに励んでいる。

ジャムの作り方のレシピを教えても、

「同じように作っているのになんで同じ味にならないの?」と聞かれるそう。

その秘密は、短時間で新鮮な野菜や果物を細かく手切りして、ハイカロリーバーナーで火力を強くしたまま、アクを除いて、素早く仕上げて糖度を抑えるようにしているからだ。

砂糖を入れて火力そのまま一気に煮詰めていく。

完成まで約1時間。

こがさないように集中して混ぜ続ける。

そうしてできたジャムをすぐに加熱殺菌した瓶に素早く瓶詰めしていく。

手切りによってしっかりと残った果肉が“ぽとん”と瓶に落ちる。

しっかりと蓋を占めて真空状態に。

丁寧に1枚1枚ラベルを貼って完成。

農業を通した地域の人、お客さんとのつながりが楽しい。

ジャムに使用しているグループや農業士の人たちの果物や野菜も「岡本農園」のジャムを通してつながる。

 

驚いたのは、このジャム作りを受け継ぐと決めるまで家庭用に手づくりのジャムを作ったことがないこと。

農業も、加工業も初めてでも、かあちゃんのあふれる笑顔と和裁のときに培った手先の器用さ、人を思いやる気持ちがあるから、こうした商品を作れたんだと感じた。

取材担当からのコメント

中村

いちじくが大好きでもともと家にあった有名パン屋さんが販売しているいちじくジャムと、取材後にいただいた『かあちゃんの手作りジャム』のいちじくジャム。シンプルにトーストしたパンに塗って食べ比べ。旨さが驚くほど味が違う!この旨さをぜひ味わってみてほしい!『岡本農園ジャム』はすぐになくなって再度購入。でも家にあったジャムは未だ残っています…。

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奈良県天理市岡本農園

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